本学足球彩票生による「ありたい内視鏡医療労働の未来像」を考えるワークショップを開催!
活動の時期 | 2021年6月11日および25日に、本学足球彩票4年生の社会医学(予防医学基礎)コース?社会医学実習のテーマ内で、「ありたい内視鏡医療労働の未来像」を考えるワークショップを行いました。 本学は、2020年12月にJSTの共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)育成型において「近未来労働環境デザイン拠点」事業として採択されており、SDGs Goal 3, SDGs Goal 8, SDGs Goal 11の達成への寄与として、「すべての労働者が労働しながら元気になる労働環境をデザインする」ことを目指しています。今回のワークショップは、このプロジェクトの一環として開催したものです。内視鏡治療医療従事者の間では筋骨格系障害が多数報告されており、未来の労働環境改善のための具体的な方策を学生目線で議論しました。 当日は、内視鏡治療に関する基礎講義を行った後、16名の学生を4グループに分け、「100歳まで元気に活き活きと、働きながら健康になる未来の内視鏡医療労働ビジョン」というテーマでグループワークを行いました。学生たちは、「労働のあるべき姿(ありたい姿)」の要素を抽出し、バックキャスティング手法(現状の課題から未来を考えるのではなく、未来の「ありたい姿/あるべき姿」を設定し、そこから逆算で“いま”を考える思考法)で2040年の内視鏡労働医療ビジョンを議論しました。 最後に行われたプレゼンテーションでは、「内視鏡医療労働は時空間的にボーダレス化が進むことが予想される。個人の持つ知識?経験?スキルは共有知として世界中で共有され、未来の内視鏡医の育成?教育面や内視鏡医の労働環境がグレードアップすることが必要。」「医療チームの質を可視化し、チームの持つパフォーマンスを客観的に評価可能な技能評価制度が実現。正当に技能評価されることで、医療従事者のモチベーションを喚起し、医療の質情報を患者も参照できることで、市場原理?競争原理が作用し、医療の質も向上する。」などの未来ビジョンが発表されました。 「未来の医療労働のあるべき姿」を考えることを通じて、働きがいや経済成長、産業と技術革新の基盤の整備といった社会システム要素が医療従事者の健康?福祉と関係することを包括的視点で考えることを通じて、SDGsの基本的理念の習得にもつながる教育プログラムです。 |
活動の時期 | 2021年6月 |
当日の様子1
当日の様子2
【学生の感想(一部抜粋)】
● 技術の限界を考えずに未来ビジョンにディスカッションするのはとても面白かったです。別のテーマでもやってみたいと思いました。
● 労働に関して、樹形図(マインドマップ)を書くなどして話し合うことで新たな視点から考えることができました。自分たちが考えた未来像が少しでもいい方向に実現したらいいなと思います
● 未来と一言で言っても皆それぞれ出てくるイメージが違い、他の人のアイディアなど発表で確認できて面白かった。
● 未来のテクノロジー発展や新しいデバイスについて想定をしながら教育面や労働環境面についてディスカッションし先生方や同級生たちの様々な考え方や意見を聞け、医療機器についての柔軟な発想やAIや翻訳技術の進化へのアプローチの仕方やそれらを用いた教育など、自分が考え付かなかったことも多く学びが多かった。
● 今まで医療の未来ビジョンについて詳しく話し合ったりする機会はなかったので、今回のワークショップはとても有意義なものだった。マインドマップに意見をまとめていくことでそれまで出た意見から新しい意見を考えやすくなった。そして堀先生の講義などを通して内視鏡についての理解も深まった。
● グループで行うことにより考えが深まりました。堀先生に実際の現場での状況を聞けることで内視鏡治療への理解も進みました。最初は漠然としたものが多くまとまるのか不安でしたが先生方の助言により良いものができたのでやってよかったと思いました。
● 1人で考えるよりグループでアイデアを出し合った方が、多面的、奇抜な発想が多く生まれて、解のない問題解決の手法としてとても興味深いと体感しました。ワークショップ前はこの方法では地に足が付かぬ結論しか出ないのでは、と思っていましたが、堀先生の講義と、その後ワークショップに参加してくださることにより、良いバランスでワークショップを進めていくことができたと感じています。
● 普段講義を聞くのがあまり得意ではない自分ですが、堀先生の講義を真剣に聞くことができ、内視鏡治療について興味が湧いたのは言うまでもなく、話し合いの途中で榎原先生や堀先生から直接貴重なアドバイスをいただけて、自分たちにとって得るものがとても大きかったグループ実習でした。
● 技術の限界を考えずに未来ビジョンにディスカッションするのはとても面白かったです。別のテーマでもやってみたいと思いました。
● 労働に関して、樹形図(マインドマップ)を書くなどして話し合うことで新たな視点から考えることができました。自分たちが考えた未来像が少しでもいい方向に実現したらいいなと思います
● 未来と一言で言っても皆それぞれ出てくるイメージが違い、他の人のアイディアなど発表で確認できて面白かった。
● 未来のテクノロジー発展や新しいデバイスについて想定をしながら教育面や労働環境面についてディスカッションし先生方や同級生たちの様々な考え方や意見を聞け、医療機器についての柔軟な発想やAIや翻訳技術の進化へのアプローチの仕方やそれらを用いた教育など、自分が考え付かなかったことも多く学びが多かった。
● 今まで医療の未来ビジョンについて詳しく話し合ったりする機会はなかったので、今回のワークショップはとても有意義なものだった。マインドマップに意見をまとめていくことでそれまで出た意見から新しい意見を考えやすくなった。そして堀先生の講義などを通して内視鏡についての理解も深まった。
● グループで行うことにより考えが深まりました。堀先生に実際の現場での状況を聞けることで内視鏡治療への理解も進みました。最初は漠然としたものが多くまとまるのか不安でしたが先生方の助言により良いものができたのでやってよかったと思いました。
● 1人で考えるよりグループでアイデアを出し合った方が、多面的、奇抜な発想が多く生まれて、解のない問題解決の手法としてとても興味深いと体感しました。ワークショップ前はこの方法では地に足が付かぬ結論しか出ないのでは、と思っていましたが、堀先生の講義と、その後ワークショップに参加してくださることにより、良いバランスでワークショップを進めていくことができたと感じています。
● 普段講義を聞くのがあまり得意ではない自分ですが、堀先生の講義を真剣に聞くことができ、内視鏡治療について興味が湧いたのは言うまでもなく、話し合いの途中で榎原先生や堀先生から直接貴重なアドバイスをいただけて、自分たちにとって得るものがとても大きかったグループ実習でした。
指導教員:
医学研究科環境労働衛生学: 榎原 毅准教授、松木太郎特任助教
医学研究科消化器?代謝内科学: 堀 寧助教
医学研究科環境労働衛生学: 榎原 毅准教授、松木太郎特任助教
医学研究科消化器?代謝内科学: 堀 寧助教