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教養科目「社会学C」&「地域連携参加型学習」の合同講演会開催!



2021年11月13日(土)午後1時半から、足球彩票桜山キャンパスさくら講堂で講演会を開催しました。教養科目である「社会学C」と「地域連携参加型学習」という授業の一貫で日本環境設計株式会社取締役会長、岩元美智彦氏をお招きして、ご講演いただきました。

両授業において扱っているESD(Education for Sustainable Development: 持続可能な開発のための教育)は、持続可能な社会づくりを担う人を育てる教育活動として、2005年よりユネスコを中心に普及?促進されてきました。現在では、SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)を達成するための教育活動のひとつとして捉えられています。SDGsに取り組むにあたり、持続可能な開発を構成する経済開発、環境保全および社会的公正の均衡はときに難しさをともない、不可能とも思われることも少なくありません。

今回お話してくださった岩元さんはこうした状況に「あそび心」をもって取り組まれてきました。映画「Back to the Future」に出てくる「ごみで走るデロリアン」からの着想で、「ごみを資源に」する技術と仕組みを開発しました。誰もが参加できる機会をつくって、生活者である一人ひとりが「ごみを資源に」する習慣を身につけること、それを文化にしていくことを試みています。

岩元さんのお話の後で、岩元さんを囲んで座談会形式で受講生らからの質問をもとに、持続可能な社会づくりに関わることのワクワク感を共有する時間を持ちました。気候変動に関する諸問題によって、未来に希望を見出せず、「気候不安症」をいだく若者も少なくありません。岩元さんの話からは、そうした不安を払拭するような確かさとともに、あそび心をもって取り組む愉しさを感じることができました。

【担当教員】
?「社会学C」:安藤理恵(高等教育院 名古屋市教育委員会連携推進特任教授)
?「地域連携参加型学習」:安藤理恵&曽我幸代(人間文化研究科准教授)

【出席した学生からのコメント】
?映画からの着想で世界を変える技術を生み出せること、その実行力に感動した。
?行動することを諦めない強さを持っていて、とにかくかっこいい。自分も見習いたい。
?岩元さんのことをもっと知りたくなっただけでなく、積極的に知識を増やしたい、学びたいと純粋に思った。これからの大学時代を有意義に過ごしたい。自分にも何かできるはず。
?自分事にすることの大切さを実感した。「正しい」を「楽しい」にしていけば、世界が変わる。
?「世界はまだ捨てたものではないのだ」と考えを改めた。希望を見いだせた。
?多くの今はまだ無関心な人に、ぜひ聞いて欲しい。自分は変わったと思う。聞いたらみんなリサイクルしたくなるだろう。

講演会の様子

座談会の様子