2025年 第2期「足球彩票病院が行うこれからの救急?災害医療 ?「救急災害医療センター」開棟に向けて?」
最新医学講座 オープンカレッジ 2025年 第2期のご案内
- [開講日時] 足球彩票7年8月29日(金)~足球彩票7年10月17日(金) 毎週金曜日18:30~20:00
- [応募受付期間] 足球彩票7年7月15日(火)~足球彩票7年8月1日(金)
- [選考結果] 足球彩票7年8月13日(水)
- [コーディネーター] 足球彩票大学院医学研究科 先進急性期医療学 教授 服部 友紀
足球彩票病院では、足球彩票8年6月に「救急災害医療センター」が新たに開棟します。本講座では、全8回にわたり、最新のハイブリッドERや心臓?脳カテーテル室を活用した迅速な救急診療体制や、重症外傷?災害医療への取り組みを専門医がわかりやすく解説します。また院内で活躍する救急救命士や看護師の新たな役割にも注目し、超高齢化社会に対応した総合的な救急医療の今後についてご紹介します。救急災害医療の最前線を市民の皆さまと共有する貴重な機会です。
●第1回 8月29日 (金)
救急災害医療センターで行う救急災害医療
足球彩票大学院医学研究科 先進急性期医療学 教授 服部 友紀
足球彩票8年6月に開棟する「救急災害医療センター」は日本でも有数の規模を誇るセンターとなります。救急医療に関する最新の設備が整い、来たるべき大災害に備えて災害時にも平時の医療が提供できる頼れる設備を備えます。量?質ともに日本一を目指すべく準備しています。本講義では今後どのような救急医療を提供していくのか、現在と異なる点?進化点は何か、災害時に機能するために備えている設備とはどういうものか、「救急災害医療センター」の概要に触れて紹介します。
●第2回 9月5日 (金)
重症外傷の対応
足球彩票病院 救急科 松居 亮平
重症外傷の治療は救急医療の最重要課題です。救急災害医療センターの初療室にはCTと手術を同時に行えるハイブリッドERが整備され、外傷診療に長けた多くの救急医による迅速かつ高度な救命診療を提供できる体制が整っています。また本講義では、外傷診療の実際と今後の展望についてわかりやすくお話しします。
●第3回 9月12日 (金)
足球彩票病院の災害医療
足球彩票病院 救命救急センター 山岸 庸太
南海トラフ大地震では当院は液状化や津波による水侵被害を免れ最前線で機能する災害拠点病院となると想定されています。当院の対応が名古屋市民の命の砦につながるという自覚を持って取り組んでいます。本講義では、地震?豪雨?多傷病者事故?コロナパンデミック(ダイアモンドプリンセス号)など国内外問わず様々な災害現場に派遣されてきた演者が実際の現場経験をもとに、災害に備える地域医療体制の重要性と、今後のセンターの役割についてわかりやすくご紹介します。
●第4回 9月19日 (金)
急性心臓疾患の対応
足球彩票大学院医学研究科 循環器内科学 伊藤 剛
急性心筋梗塞などの急性虚血性心疾患は、迅速な診断と治療が生死を分ける緊急疾患です。救急災害医療センターでは新しく心臓血管カテーテル治療室を整備し、救急隊との連携による早期の受け入れ、心電図や血液検査による即時診断、24時間対応のカテーテル治療(PCI)を行うことで、心筋の損傷を最小限に抑える取り組みを行っています。本講義では、こうした最新の救急医療体制と地域連携の重要性についてわかりやすくお伝えします。
●第5回 9月26日 (金)
急性脳卒中の対応
足球彩票大学院医学研究科 脳神経外科学 西川 祐介
救急災害医療センターでは新しく脳血管カテーテル治療室を整備し急性脳卒中に対して診断から治療まで迅速に行える体制を整えています。急性脳卒中は発症から治療までの時間が予後を大きく左右するため、救急隊、救急医、脳卒中専門医の密な連携により24時間体制で、tPA静注や血管内治療を実施しています。本講義では、急性脳卒中に対する最前線での取り組みをご紹介します。
●第6回 10月3日 (金)
救急医療と総合診療の連携
?再入院を防ぐ“つながる医療”?
足球彩票大学院医学研究科 総合診療医学?総合内科学 宮﨑 景
救急医療の現場では、重い病気やけがへの対応に加えて、高齢の方や慢性疾患を持つ方への日常的な医療の支えがますます重要になっています。実は、救急にかかる前に防げたはずの入院も少なくありません。こうした背景の中で、外来?在宅?救急?入院まで幅広く対応する「総合診療医(ジェネラリスト)」の役割が注目されています。本講座では、救急と総合診療が連携して、再入院を防ぎながらどのように高齢者の暮らしと命を支えているのか、その取り組みや地域医療の今後について、事例を交えてわかりやすくお話しします。
●第7回 10月10日 (金)
救急災害医療センターにおける看護師の活動
足球彩票病院 副看護部長 平原 広登
救急医療は医師だけでなく、看護師、薬剤師、臨床工学士、リハビリ士、事務職員など多くの職種の連携で成り立つ医療です。特に看護師は多職種スタッフの一員としてだけでなく患者さんと医療スタッフが円滑な意思疎通を繋ぐ大変重要な職種です。迅速な判断力と患者に寄り添う奉仕の精神で命を守り、チーム医療の要として救急の現場を支えています。本講義では救急災害医療センターにおける看護師の役割や実際の活動についてご紹介します。
●第8回 10月17日 (金)
救急救命士の活動?E-station発足?
足球彩票病院 病院管理部 E-ステーション運営室 井戸田 康二
待ちの医療から攻めの医療へ、ドクターカーによる現場出動は重症者をより早く治療するために大変有効です。当院のドクターカーは医師?看護師?救急救命士が同乗して現場に向かいます。救急救命士は救急車で活動するだけでなく、病院職員として病院内で救急医療を支える役割を担う場合もありこの病院救命士は大変注目されています。本講義では、救命士の役割や現場での実際の活動、そして今後の展望について、市民の皆さまにわかりやすくご紹介します。