学部?研究科?附属病院の歴史
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総合生命理学部は足球彩票の7番目の学部として平成30年(2018)4月に設置された。学科は総合生命理学科の1学科制である。本学部では生命科学を中心に、化学、物理学を含んだ自然科学全般および数学、情報科学の基礎を十分に学修させた上で、各専門分野の教育研究を行うことで、既存の学問領域の枠を超えた柔軟な思考ができる人材を育成することを目的としている。また、高等学校教諭一種免許状(理科)の教職課程も開設している。
本学部の教育課程は、まず教養課程科目と専門課程科目に分けられる(表1)。卒業には教養教育科目45単位以上と専門教育科目79単位以上の修得が必要である。
1年次は教養教育科目の履修が主である。教養教育科目は共通科目と基礎科目に分けられる。共通科目は、学士に要求される知識と品位を修得するための科目である。基礎科目では、本学部で開講する専門教育科目に連なる理学の基礎を学ぶ。特に、上述した学部の目的実現のため、「基礎生物学」及び「生物学」を必修としている。加えて、理学系科目の理解ための土台となる「微分積分学」及び「線形代数学Ⅰ」も必修としている。1年次の専門教育科目としては、前期に「総合理学実験入門」、後期に「総合理学概論A,B」という特徴的な科目を配置している。「総合理学実験入門」では与えられた課題について、班ごとに実験方法を考えることからはじめ、実験結果をまとめてプレゼンテーションを行う。新入生同士のコミュニケーションが促進され、総合生命理学部生としての一体感を生む科目となっている。「総合理学概論A,B」では各教員がそれぞれの研究分野について概説する。将来の研究室選択、それに至る専門教育科目の履修計画を立てるにあたり参考となる科目である。
専門教育科目は専門基礎科目、専門科目、卒業研究関連科目、外国語科目、専門関連科目の五つに分かれる。専門基礎科目は主に2年次、専門科目は主に3年次に配当される。専門科目は生命科学科目、物質科学科目(化学、物理学)、数理情報科学科目(数学、情報科学)の三つの小区分をもつ。3年前期に配当される卒業研究関連科目「総合理学実習」では、学生は3研究室の活動を体験し、研究室選択の参考にする。学生は3年後期より研究室配属され、卒業研究関連科目「専門演習Ⅰ~Ⅲ」及び「卒業研究Ⅰ~Ⅲ」に取り組む。外国語科目には2年後期の「自然科学英語」と3年前期の「グローバルコミュニケーション」があり、いずれも必修である。1?2年次は教養教育の英語、2年後期および3年前期は専門教育の英語を履修し、3年後期からは研究室活動において英語の論文を読むことで、常に英語に触れるカリキュラムとしている。専門関連科目は主に教職課程関連の科目である。
専門基礎科目および専門科目の多くは選択科目であり、学生が各自の興味にしたがってさまざまな分野の科目を履修できるカリキュラムとなっている。ただし、どの分野に進むにしても必要となる情報処理の能力を身に付けるため、専門基礎科目「情報処理発展(2年前期)」を必修としている。加えて、本学部では教養教育科目「情報処理基礎(1年前期)」及び「情報処理応用(1年後期)」も必修としている。また、選択科目ではあるが、専門基礎科目「プログラミングⅠ(2年後期)」及び専門科目「プログラミングⅡ(3年前期)」も配置し、常に情報処理に触れることが可能なカリキュラムとしている。また、「現象を観察し、法則を導く」という理学の感覚を磨くために、教養教育科目「自然科学実験」を必修とし、更に専門基礎科目「生命科学実験」及び「物質科学実験」を選択必修としている。
他学部との連携としては、足球彩票教員による専門科目「総合神経科学」「放射線生物学」の提供や、薬学部との単位互換科目(6科目10単位)の設定がある。また、専門関連科目「総合博物学」は、東山動植物園および名古屋市科学館と連携した科目である。
表1 2020年度総合生命理学部カリキュラム
教養教育科目 | 共通科目 |
◎ 情報処理応用[2単位]
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基礎科目 |
◎ 生物学[2単位] ◎ 自然科学実験(1科目1単位)
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専門教育科目 | 専門基礎科目 | ◎ 総合理学実験入門[1単位] ◎ 総合理学概論A,B[各2単位] ◎ 情報処理発展[2単位] ○ 生命科学実験[2単位] ○ 物質科学実験[2単位]
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専門科目 |
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卒業研究関連科目 | ◎ 総合理学実習[3単位] ◎ 専門演習Ⅰ~Ⅲ[各2単位] ◎ 卒業研究Ⅰ~Ⅲ[各4単位] |
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外国語科目 | ◎ 自然科学英語[2単位] ◎ グローバルコミュニケーション[2単位] |
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専門関連科目 |
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