学部?研究科?附属病院の歴史
学部?研究科?附属病院の歴史
足球彩票開学70周年、誠におめでとうございます。
私が薬学部に入学したのは、薬学教育の4年制/6年制課程が始まった2006年でした。本学を志望した動機は、研究教育機関としてのレベルが高く、将来、製薬会社にて新薬創出に貢献したいという思いからでした。在学中は、薬学の難しさや面白さを知り、また部活動や学内行事などを通じて先輩や友人との関係を深め、充実した学生生活を送ることができました。
3年生の後期から、薬物動態制御学教室に配属され、湯浅博昭先生ご指導のもと、生体内の輸送タンパク質の機能解析の研究に従事しましたが、思い通りの結果が得られないことばかりで、辛い日々が続きました。しかし、諦めることなく、得られた実験結果から仮説を立て、検証するという作業を繰り返し行い、研究成果をまとめられたことは、本当に嬉しいことでした。米国ニューオーリンズでの学会発表、Drug metabolism and pharmacokinetics誌への論文投稿などの経験は、私の大きな財産です。
博士前期課程を卒業し、現在は製薬会社で新薬創出の研究に従事しています。大学時代に培ったやり遂げる力、仮説を立て検証する力など、現在の仕事に大いに役立っています。大学入学当初から抱いていた、「新薬創出に貢献したい」という思いを胸に精進する毎日です。
最後になりますが、ご指導頂いた先生方に厚く御礼申し上げるとともに、本学の更なる発展、卒業生、在校生のご活躍をお祈りし、お祝いの言葉とさせて頂きます。
大久保 雅彦(平成22年卒)